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男社会切り、女性にエール 下村氏が講演(第2回温泉塾)

2014年12月18日


 
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 日本温泉協会女性部委員会(委員長=小口潔子・四季彩一力会長)は11月7日、都道府県会館で第2回温泉塾セミナーを開いた。ジャーナリストの下村満子さんが「ほんとうの女性の時代とは?」をテーマに講演し、意思決定の場に女性が参加していない社会の現状を問題提起し、参加した34人の女性委員に「積み重ねが大切」とエールを送った。

 下村さんは、自身の朝日新聞社記者・特派員時代を振り返り、「当時は約3千人の記者のなかで女性は5、6人だった。完全な男性社会のなかにおいて女性は目障りとされ、苦労が多かった」と語った。「女性が認められるには、男性の平均並みではダメで、3―5倍働き、誰もが認めざる得ない能力を発揮するしかなかった」と話す。

 また、現在の女性進出について、「男性が決めたことの実行部隊としての女性は増えてきているが、意思決定の場に女性がいない」と指摘。「人口は男女約半々なのだから、意思決定の場にもバランス良く男女がいなければより良い決定はできない」とした。さらに、「女性」を一括りに考えがちな男性の思考を一蹴。「男性は『女性』を一括りにして語りがちだが、本当はいろんな考えを持った女性がいる。性別ではなく1人の人間として捉え、それぞれが持っている能力を引き出すことが企業にとって力になるはず」と語った。

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 今後については、「マイノリティが3割くらいに増えてくると環境が変わってくる」と話し、「1日で変える必要はない。決してあきらめずに、積み重ねていくことが大切」と同じ女性としてエールを送った。

2014年12月11・21日(合併号)発刊
旬刊旅行新聞1571号より(URL:http://www.ryoko-net.co.jp/